結局私は愛されてセックスがしたかったんだ【いーないん】
温かい料理に落ち着く部屋。つい心が緩んでしまった愛耶に、昂輝はある思い出の話を切り出した。それは初めて書いた小説を読んでもらった時の事…。その時は微妙だと言われてしまったが、もっと面白い小説が書けるようになったら結婚してほしいという約束だった。そして今の小説家としての人生があるもの愛耶のおかげ、あの約束があったからこそ頑張れたのだとも。一瞬心が揺らいでしまう愛耶だったが、‘結婚’という言葉にこれまでの辛い経験を思い出さずにはいられない…。あまりにも情熱的に好意を寄せる昂輝をなんとか振りほどこうと、愛耶は今までの男性関係やいかに自分は汚れた人間であるかを話して聞かせたのだが、失望させようとした思惑と裏腹に、昂輝から返ってきた返事はあまりにも意外なものだった――――。