終電を逃した夜、ずっと好きだった人と…【南北めごち】
主人公・日渡鈴花(ひわたり すずか)は、大学時代に片思いをしていた鞍月壮真(くらつき そうま)のことを忘れられずにいた。婚活どころか彼氏も作らずにいたところ、痺れを切らした両親が婚約の話を進めていた。そろそろ身を固めなければいけないと薄々考えていた鈴花は、名前も顔も分からない相手との婚約を承諾した。ただ、心残りなのは彼のことだった。結婚してしまう前に、会っておきたい。そう考えた鈴花は、彼が住んでいるという田舎町まではるばる会いに行くことに。見慣れない無人駅で出迎えてくれた彼は、あの頃と変わらなくて―――。話に花が咲き、お酒も進み、時間を忘れ……うっかり終電を逃してしまった。